挨拶

センター長 挨拶

熊澤 淨一

感染症対策研究センター センター長
熊澤 淨一(九州大学名誉教授)

公衆衛生の発達と抗生物質の登場により、制圧されたかに見えた感染症が高齢化社会の到来、病原微生物の薬剤耐性化などもあり新たな問題になっています。病院内感染や新型インフルエンザなどに対する感染制御での基本は手洗いです。

シャボン玉石けん(株)は、日々の生活で使う石けんの病原微生物に対する抗ウイルス性や抗菌性についても研究を進めてきましたが、著しい効果を見出し、専門研究機関とともに新たな研究に取り組み始めたところです。
これらを踏まえ、このたび感染症対策研究センターを設立することと致しました。

シャボン玉石けん(株)は、1974年、「健康な体ときれいな水を守る」をモットーに、環境負荷を懸念されていた合成洗剤から「無添加」石けんに製造の転換をしました。また北九州市消防局の依頼を受けて産学官連携で「消火能力が高く、環境にも優しい」石けん系泡消火剤の開発・販売に成功しました。
この産学官連携をさらに発展させるものとして、当センターを位置づけています。

産学共同研究により、各種細菌やウイルスに対する、抗菌効果や抗ウイルス効果の比較などを加え、『ハンドソープを中核とする衛生管理』の提案および普及を目指します。もちろんそこでは「強い」殺菌効果だけでなく、一日に何回使っても手が荒れない、「人への優しさ」を追求します。

感染症対策研究センターは、病原微生物と石けんの関係に関する基礎的研究を行い、家庭はもちろん、高齢者施設、医療施設をはじめ保育園や企業などにおける感染制御の普及・発展を目指します。

熊澤 淨一

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